狩野派 永徳の後継者たち 京都国立博物館行ってきた [アート]
最初に迫力ある唐獅子図や松の襖に迎えられ、
この先の展示を期待したが・・・。
孝信になり繊細になる。
肖像画の顔や手が小さめなのが特徴らしい。
それでも秀吉の肖像画の手は小さすぎる気がした。
だんだん権力争いの方に焦点があたってくる。
世襲で、幕府お抱えで安泰みたいになると、
やっぱり作品としてはだめになっていくのかな。
まあ、時代の流れもあるんだろうけど。
肖像画はしょうがないとしても、
展示も途中から中国の絵みたいだなと思っていたら、
本当に唐人を描いた絵になり、
そのあと風俗画になっていく。
背景の金も見せないとダメだろ。
やっぱり主題をバーンと描いて、
背景の金をあわせることで、
一種の神々しさを醸し出さないと。
このままつまらない感じで終わるのかな。
と思っていると、
最後に探幽の
松に孔雀図。
永徳の再来と評されたらしい。
迫力あるし、実際に見ると妙に松の立体感も感じる。
探幽があったのでなんとか満足できた展覧会だった。
2015-04-29 12:19
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